昔の人々は、知恵を働かせて、たくさんの美味しいものを手作りしてきました。「干し柿」を皆さん食べた時にどんな感想をもちましたか?甘くて美味しいと思った人が多いのではないでしょうか?干し柿は、昔の人の知恵で、秋に収穫したものを、冬の厳しい季節にも食べられるようにと、柿が腐らない工夫をした保存食であるのです。柿の皮をむいて、天日に干しておくと、干し柿は出来上がります。干し柿であれば、柿が本来収穫できない季節にも、柿の栄養素を摂取する事ができます。このような知恵の中で、昔の人々は、飢えをしのいでいたのです。

こんな事をお話していると、コンビニに行けばよいではないですか?と、質問をしてくれる子どもたちもいるのですが、生まれた時から、当たり前のようにコンビニエンスストアがある子どもたちにとっては、人間たちが「飢える」事や、冬が来る前に食料を蓄える為に、たくさんの保存食を作っていた事がイメージできないようなのです。日本の都会暮らしで、大根や白菜などを漬けものとして、漬けこむ人の姿は、ほとんどみられなくなりました。そのような暮らしの知恵が、日常生活の中から、なくなっていくのですね。文明を手に入れたがゆえに、そのような人間の知恵が姿を消して行く事は仕方がないのかもしれません。

皆さんが、スーパーやお肉屋さんで購入する、ハムやソーセージも、実はヨーロッパ地方などで、保存食として各家庭で作られていたものなのです。最近では、世界各地で、そのような家庭での風景が消え去りはじめているようですが、人間にはそのような知恵がるという事を記憶していて欲しいものですね。干し柿の美味しさを、未来の人々にも届けたいと思いました。

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